Dodai

我々はエチオピアを拠点に、食料品配送をはじめとするギグワーカーに電動二輪事業を展開するスタートアップ企業です。

2023年に500台、2024年には5,000台の販売を目指しています。我々の主要事業であるバッテリーステーション事業では、2030年までにアフリカ都市部にて100万人のサブスクリプションユーザーを獲得し、経済成長と脱炭素の両立を牽引することを目標に掲げています。

事業概要
business

爆発的な経済成長を迎えているエチオピアでの電動二輪事業

エチオピアは人口1.3億人、平均年齢20歳という若々しい国民構成で、アフリカでも特に大きな成長可能性を秘めています。毎月その発展は加速度的に進行しており、食品デリバリーを含むギグワーカーたちの生産性と収入増大が鍵となっています。二輪車はその解決策の一つとされています。

我々Dodai社は、二輪車普及の最大の障害である「空気汚染」問題を解消すべく、「電動二輪事業」を推進しています。政府からの積極的な支援を受けながら、エチオピアの成長を下支えすべく、奔走しています。

実際に2022年には、ガソリン車の輸入が全面禁止されるなど、エチオピア政府は電動モビリティ事業の推進に力を入れています。我々はこの流れがさらに加速すると予見し、電動モビリティの可能性を最大限に引き出すことで社会に貢献します。

エチオピアでの電動二輪事業はDodai社のスタートポイントに過ぎません。その先には、電動三輪事業への進出、そして電動モビリティのバッテリー充電ステーションを主軸とするプラットフォームへの展開を目指しています。また都市部を中心に、タンザニア、セネガル、コンゴ民主共和国など、アフリカ全土でのモビリティ問題の解決に取り組んでまいります。

進捗/予定
progress

沿革
  • 2022年3月 事業パートナーのAddis氏と出会う。
  • 2022年8月 出張ベースで市場調査を経て、電動モビリティ事業に絞り込む。
  • 2022年9月 運輸大臣大臣に事業案をプレゼンし、後押しを約束される。
  • 2022年10月 佐々木、拠点をエチオピアへ移す。
  • 2023年2月 中国のOEMとエチオピア向け電動二輪車の開発・輸入準備
  • 2023年3月 エチオピア現地法人設立
  • 2023年6月 7月の電動二輪販売事業に向け準備
今後の予定
  • 2023年7月 自社ブランドで電動二輪販売事業開始。
  • 2023年8月 バッテリーステーション事業に向けアプリ開発開始
  • 2023年11月 資金調達
  • 2024年1月 バッテリーステーション事業開始
  • 2024年4月 エチオピア第二都市へ事業拡大

会社情報
about us

Dodaiは日本人が経営し、日本のVCが出資する、米国企業です。

Dodai社は、2021年に佐々木裕馬が設立したグローバルスタートアップで、米国デラウェア州に本社を構えています。佐々木は、UberJapanの営業本部長および電動キックボードのLuup社副社長という実績を持つ経営者です。2023年よりエチオピアを主要拠点に、アフリカ全土での電動モビリティ事業展開を目指しております。

ESGに特化したベンチャー投資『ICJ2号ファンド』を中心に、これまで累計約3億円(225万米ドル)を調達しており、電動二輪事業拡大およびバッテリー充電ステーション事業開始に向け、2023年内に大型調達を準備しています。

経営陣
Management team

Addis Alemayehou
Strategic Advisor
エチオピア最大手PR会社251 Communicationsを創業。エチオピアのスタートアップエコシステムを牽引し、Dangote社取締役や政府のデジタル政策アドバイザーのほか、エンジェル投資家など様々な顔を持つ。
Hilina Legesse
Head of Corporate
エチオピア最大の求人・転職サイトEthioJobsの立ち上げからその発展までを統括し、社長としてわずか5人のスタートアップから数百人規模の組織へと成長させた経験を有する。
Uber営業本部長として全国展開を牽引、Luup副社長として電動マイクロモビリティ事業を立ち上げる。2021年にアフリカにて拠点を移しDodai社を創設。アフリカ駐在経験は4カ国で4年。東京大学卒。英語とフランス語を話す。
エチオピアでスタートアップ向けのソフトウェア開発事業、Addis Softwareを2019年創業。数十人のエチオピア人エンジニアチームを率い、欧米企業向けにソフトウェア開発を提供。エチオピア生まれスウェーデン育ち。
Chuan Yee
Head of Hardware
シンガポール国立大学で機械工学を専攻し、その後ヤマハ本社で2輪車の車両操縦特性の解析フレームワーク、テスト計画およびプロトコルの作成に6年間携わる。シンガポール出身。英語・日本語・中国語を話す。
Chuan Yee
Head of Hardware
シンガポール国立大学で機械工学を専攻し、その後ヤマハ本社で2輪車の車両操縦特性の解析フレームワーク、テスト計画およびプロトコルの作成に6年間携わる。シンガポール出身。英語・日本語・中国語を話す。

代表挨拶
Message from CEO

日本では「アフリカ」といえば、飢餓、貧困、内紛、テロといったネガティブなイメージが先行しがちです。これに対し、私は援助ではなく事業を通じてアフリカの未来を変えたいという志を持ち、Dodai社を設立しました。

日本はこれからも「豊かで幸せな国」で、アフリカはずっと「未来のない不幸な大陸」。本当にそうでしょうか。日本の現状を見てみれば、65歳以上の高齢者人口は全人口の3割を占め、2100年には人口が5,000万人まで半減すると予測されています。一人当たり所得では4位だった30年前から現在は25位まで転落しました。対照的にアフリカは、現在の人口14億人が2100年には40億人へ増加すると見積もられています。地球上の5人に2人がアフリカの人になるということですね。現地で生活しながら日々感じるのは若年層のパワーです。例えば我々が拠点とするエチオピアの人口は日本と同じ1億2千万人ですが、平均年齢はなんと19歳です。36歳の私は日本では若者ですが、エチオピアでは初老扱いです。

そして私はそこに伸び代しか感じません。

私が最初にアフリカで生活をしたのは7年前になります。2016年から西アフリカのガーナとコートジボワールにて米系スタートアップPEG社に無休インターンとして入社しました。最終的には経営陣の一員として250人の部下を任され、チームで事業を通じて何万世帯という貧困家庭向けに太陽光キットの販売を行いました。そこで事業成長と社会貢献の両立が可能であることを身を持って体験しました。この2年間の原体験により、私はアフリカを「かわいそうで助けてあげないといけない国々」から「限りない可能性」や「爆発的な成長」の場として捉えるようになりました。

我々は、経済繁栄の礎である電動モビリティのインフラ構築に挑んでいます。ミッションは "To make e-mobility accessible to everyone in Africa"。誰もがクリーンで持続可能、そして安全で安価なモビリティ手段を誰もが手にできる社会をつくることを目指しています。

50年後に「わしがアフリカで電動モビリティの土台を作ったんじゃぞ」と、煙たがられながらも孫に自慢して死ねれば本望だなと思っています。日本の先人が我々に豊かな社会を残してくれたように、私もまた次の世代に何か残してから我が生涯を終えなければならないと心より思っています。アフリカでは日本とは比較にならないくらい課題は山積みですが、それこそが挑戦の価値を生む源泉です。難題に立ち向かう過程で感じる達成感や満足感は、戦後の復興期や明治初期に日本が経験したであろう喜びと共鳴すると感じています。 

さて、最後になぜエチオピアからスタートするのか。
一言で言えば、アフリカ54カ国の中で人口2位を誇る巨大市場であり、外貨規制・外資規制・政治リスクなどハードルが高い市場だからです。事業を始めやすい市場は同時に競争過多な市場でもあります。それに比べて難易度と可能性が併存する挑戦しがいのある市場、それがエチオピアなのです。ここで仲間と共に電動モビリティインフラ事業で人々の生活を変え、第二カ国目、第三カ国目とより多くの市場に我々のソリューションを提供することでミッション達成を目指します。

 

Dodai Group, Inc
代表取締役社長
佐々木 裕馬


新着情報

2023.06.21
Dodai社が日本経済新聞朝刊に掲載されました。
2023.06.21
Dodai社がKeppleに掲載されました。
2023.06.21
Dodai社が資金調達に関するプレスリリースを配信しました。
2023.06.18
日本語コーポレートサイトをリニューアルしました。
2023.03.01
エチオピア現地法人を開設しました。
2022.10.04
代表の佐々木がフォーブス・フランスに取り上げられました。
2023.06.21
Dodai社が資金調達に関するプレスリリースを配信しました。